見たいみたいと思っていたのでついに
全体の感想としては面白かったのとテッサがかわいかった
最初の方は潜入してのロボットという作品から、後半になるとほとんどミリタリーもの
しかし後半の方が作者の作りたい方針に近いらしいが、原作にはないみたい
こう表現するとあれだが、後半というよりも終盤がほぼエヴァのような頂上能力により船をのっとりというもので正直微妙だった
こうした話をするのであれば、もう少しそういったことに対してしっかりとやり取りをのせてからやるべきであると思うが
話がごちゃごちゃしすぎてて構成がちょっとというのがある
なぜエヴァはよかったのかについては明確に伝えたいメッセージ性があるからであって、これはそうしたものよりも相良がどのように変化していくのかに主眼を置きたいと思っているのでかなり違うような気がした
しかしながらキャラの成長という観点においては悪くなかったと思うけどもちょっと雑感が否めない
なぜ仲間を失ったことでそこまで考えるようになるのか
そういうキャラではなくない?っていうのが本音
そこはオリジナルらしいからしょうがないけどそれまでに仲間を失ってここにいるというのがあるのに突然ナイーブになったのはなぜなのか
殺すことに対して葛藤を持っていたり、トラウマや恐怖があるのならわかるが、相良はそれに対して基本的にはないように感じる
そうした意味でいうならおそらく千鳥たちとの学校生活で日常が大切になり、変化していったという考えはできるかもしれないが
例えばジャックの時などは命令違反をして、千鳥を取り返すという行動があり、そうしたものの重なりで人が大切に感じるようになったのか
しかしながらそれについては彼女が特別であるという表現がなされているところからまたちょっと違うように感じる
評価できる点としてはシーンごとの表現の良さだ
こうした一連の流れをみずに短編一つ一つで考えると映像自体の迫力とそれぞれのキャラの作り方は優秀に見える
個人的にはテッサが艦長としての顔とヒロインとしての顔を両立しているようなシーンが多く見受けられ、そういったところは好感度が高い
またギャグとシリアスを明確に分けていた点は僕の好みに近かった
この点はナデシコと大きく違っていたかも
ああいったものが好きか嫌いかどちらがいいかは人によって分かれそう
こうして考えると作品の方向性がかなり迷子だったように感じる
どれをとっても中途半端感が否めない
原作を読んでみての評価をするべきと感じる